About Us

ご挨拶

こんにちは、シンフォニエッタ・ソリーソです。団名の「ソリーソ」とは、「笑顔」、「シンフォニエッタ」は「室内管弦楽団」。合わせて「笑顔の室内管弦楽団」という意味を込めて命名され、2013年3月に第1回演奏会を行いました。(歴史は「過去の演奏会」をご参照ください)

首都圏では、大小合わせて星の数程のアマチュア・オーケストラがあります。100人以上の団員を抱え、派手な大曲を演奏する団体も非常に多いのですが、そのような団体だと逆に小振りなオーケストラ曲を演奏する機会があまりないのも事実です。そんな中「いつかは小さい曲を演奏する、小振りのオケを作りたいね」という数人の願望から始まった、2管編成を基本とした室内管弦楽団です。

当団は「常設オケ」の形態を取らず、「この曲やりたい!(たとえそれが無謀であろうとも)」という機運が高まったときにその都度仲間を募り、不定期に演奏会を開催するという形をとっております。オーケストラの運営的には定期的に継続した方が良いのは承知しておりますが、敢えてこのような形態を取っております。小編成だからこそできる音楽、団の編成に囚われることが少ない分、選曲の自由度はあると自負しております。

当団では、選曲にもこだわりを持っております。今までの例では「音楽でヨーロッパの旅」「ドイツ3大Bを集めて」「キーワードは31(作曲者の31歳の時に作曲した曲を集めた)」等。最近では「ソリーソは選曲が面白い」と噂されてるとかされてないとか。その他、他の団にはあまり見られない特色としては「『団員がソリスト』の協奏曲を取り上げる」「指揮者と奏者が意見を出し合い、切磋琢磨しながら音楽を作り上げる」点も挙げられると思います。

せっかく演奏会をするなら、楽しまなければね!

編成は小さくても、志は大きく、「自分達がやれる時にやりたい曲をやる」「普段の大編成オケではできない曲をやる」「全員が作り出す音楽を目指す」という事を大事にしつつ、「ソリーソ(笑顔)」の団名にあるように、練習も楽しく、そして本番も楽しく…そのような理想を追求していきたいと思っております。


代表 小笠原裕子


《シンフォニエッタ・ソリーソ、過去の演奏曲》

バッハ:チェンバロ協奏曲第1番(ピアノ版)、ヴァイオリン協奏曲第1番

モーツァルト:交響曲第40番、ホルン協奏曲第3番

ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第7番

ブラームス:セレナーデ第1番

シューマン:交響曲第1番《春》

フォーレ:マスクとベルガマスク

リヒャルト・シュトラウス:オーボエ協奏曲、ホルン協奏曲第1番

グリンカ:カマーリンスカヤ

プロコフィエフ:交響曲第1番《古典》

メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》

レスピーギ:リュートの為の古風な舞曲とアリア第3番


《番外編》

オルケーストル・ウリープカ

ラフマニノフ:交響曲第2番

ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲

ムソルグスキー:モスクワ川の夜明け

シンフォニエッタ・ソリーソの有志がスピンオフ的に企画し、2017年3月に演奏会を開催した一期一会のフルオーケストラ。指揮者、三浦氏のロシア音楽専門家としての深い造詣から導き出された独自の解釈の元、ロシア、アルメニアのサウンドが炸裂、好評を博しました。


指揮者紹介

三浦領哉

東京都新宿区出身。ピアノ及び和声を吉松澄子に、ピアノを依田かほり、A・スカヴロンスキー、ヴァイオリンを木村すぐり、テルミンを尾子洋一郎に師事。

早稲田大学在学中にロシア連邦・モスクワへ留学し、モスクワ国立大学芸術学部、モスクワ音楽院楽理科および指揮科にて聴講生として研鑽を積む。ロシア語の学習を重ねる一方で、音楽院楽理科ではイリーナ・ステパーノワ教授のクラスでロシア音楽史を、イーゴリ・クズネツォフ教授のクラスで和声および対位法、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー教授のクラスで指揮法を学ぶ。また音楽院外では指揮者マクシム・ショスタコーヴィチ、アレクサンドル・ヴェデルニコフおよびウラジーミル・フェドセーエフの各氏より指導を受ける。現在、早稲田大学文学学術院助手、大東文化大学非常勤講師。美学会、日本音楽学会、日本ロシア文学会、民族藝術学会会員。専門は19世紀ロシアにおける音楽美学。2017年3月、1回限りのロシア・旧ソ連の音楽を取り上げたオルケーストル・ウリープカを指揮。専門性を活かした演奏解釈は好評を博す。 現在、シンフォニエッタ・ソリーソ芸術監督、アンサンブル・クオーレ副指揮者。

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